これまでの経緯(作成中です)

 

 土地の許可がおりるまで、また最近の動向など・・・これまでの経緯をご説明したいと思います。

 

 

 西宮浜は、元々、バブル崩壊以前に、シティリゾートとレクリエーションコンプレックスの形成を目指す「マリナシティ計画」が進められていたそうです。1992年に西宮浜の埋め立て工事が終了しています。

 ところが、1995年1月に阪神・淡路大震災が起きてしまいました。

 そこで、西宮浜地区には被災者の仮設住宅や復興住宅が建ち、住民が増加。1997年8月から仮設住宅は徐々に撤去され、1999年10月に西宮市内から仮設住宅が解消されたようです。

 そして、西宮浜に沢山の猫が置いてきぼりになりました。

 この署名を集めている猫小屋の近くに、民家はありません。市の土地と県の土地と会社の土地(産業団地)です。人と共に猫が来て、人だけがいなくなり、猫が残りました。

 猫の数とそれに付随する糞尿の被害など・・・いつから問題になり始めたのか明確ではないですが、2007年時点で、西宮市行政として、西宮浜の猫の問題は既知の事実でした。

 2014年に、西宮浜の猫をかわいそうに思ったある市民(Tさん)が、犬小屋を数個、風雨をしのげるようにと置きました。それを見た別の市民が、市に苦情を言いました。そして、公園緑地課と犬小屋を置いた当人が話し合いを行い・・・

 

現在の場所に、野良猫の個体数減少を目的とした捕獲用猫ハウス(通称、猫小屋)の設置が許可されました。

その後、毎年度ごとに1年更新で「公園内行為許可申請書兼許可証」を取り交わしていました。

 

ただ、2014年に許可がおりた時から、いつかは公園開発を行うことは決まっていたようです。

 

2014年は120匹以上の猫が猫小屋に餌を食べに来ていましたが、2017年秋現在は多い時でも60匹程度になりました。

この3年で半減しています。

 

 

~経過は詳細を聞取り中です~

 (大体を理解しているつもりですが、誤りがあってはいけないので、しばらくお待ちください。)

 

 

最近の経緯について。

ここからは、私の目から見た主観も入ってしまいますが。ご参考になればと思い、明記いたします。

 

私が、西宮浜の猫小屋を知ったのは今年(2017年)の3月くらいだったと思います。

ある方(Tさん)が、西宮浜のある場所に猫小屋を置いて、ボランティアの人と協力して、猫に餌を与えており、

しかもその場所は、西宮市から猫のために使用してよいと許可されている、という話を聞きました。

 

4月に現場を見に行きました。

おおよその場所を聞いて行きました。

行ったらすぐ分かる、と聞いていたのですが・・・実際に行ってみると・・・どこにあるのか全く分かりませんでした。

近くを歩く人にも聞いてみたのですが、ほとんどの人から知らないという返事がありました。

そのくらい、人の目の届かないところにありました。

 

やっと、あそこによく人が歩いていくよ・・・という情報を得て行ってみると、猫数匹とすれ違いました。

きっと誰かがいるはずだから、と聞いていたのですが・・・誰もいなくて、扉は閉まっていました。

 

たくさんの猫が居ました。扉の下には猫が通れるくらいの隙間があって、他はフェンスで囲まれています。

扉には鍵が掛かっています。

 

1匹の白い猫が出たり入ったり。触ろうとすると避けられます。

もう1匹の黒い猫は、スリスリしてくれますが、体からなんとも言えないゴミのような臭いがしています。

他のたくさんの猫がこちらの様子を窺っていますが、近寄ってこようとはしません。

みんな太っているのですが、目ヤニやクシャミが目立ちました。

オヤツをあげると、白猫と黒猫が食べにきましたが、他の猫には警戒されたままです。

 

とりあえず、差し入れの猫の餌缶入り袋を扉にかけて、メモを付けて帰りました。

 

猫風邪がはやっているように見えて、正直、ショックでした。

 

その後、この場所のボランティアの集まりがある時に参加させてもらいたい、とお願いしました。

猫の福祉(ウェルフェア)について、もう少し何とかならないか、何とかお手伝いができないか、聞いてみるつもりでした。

 

夏のある日、集まりに参加させてもらう事が決定しました。

参加する前に猫小屋の中の様子も見ておかなくては・・・と、日曜のボランティアさんの連絡先を教えてもらい、

餌やりの時間に合わせて行ってみました。

 

想像していたより、みんな健康で、毛艶もきれいでした。

春は季節の変わり目で、風邪をひきやすかったのかもしれません。

数え切れないくらい(多分40匹以上)の猫が集まってきて、餌を食べたら、方々に散らばって行きました。

いつもより、数が少ないということでした。

 

猫小屋を撤去しなければならない、という話がでていると知ったのもこの頃です。

 

ボランティアの集まりに参加すると、NPOを設立して、市と対等に話し合って行きたいので協力して欲しい、と言われました。

発案者はTさんで、西宮市との交渉もTさん一人でされていました。

NPO設立には最低10名の人が必要ですが、足りていないようでした。

 

各々、NPO設立に関して話し合いましたが、結論は先送りになりました。

 

次回の集まり(8月末)に参加すると、Tさんは見当たらず、参加者は餌やりの場がなくなったらどうしよう、と嘆いていました。

(後で聞いたところ、集まりの連絡がTさんに入っておらず、知らなかったそうです。)

 

この時に、西宮市へ請願か陳情を提出してみてはどうでしょうか、とボランティアの皆さんに提案しました。

 

 

 

 

 

 

ダウンロード
活動数のまとめ
実際はこれ以上の数の活動を行っていますが、全てのデータを記録していません。
記録のあったデータ、確実な活動数のみをご参考までにまとめましたので、アップロードいたしました。
西宮浜まとめ【作成中】.pdf
PDFファイル 121.1 KB
ダウンロード
全 公園内行為許可申請書兼許可書.pdf
PDFファイル 291.4 KB

 

※上記の「これまでの経緯」を書き上げるまで、ご参考程度ではありますが、経緯に関するメールでのお問合せ内容を記載いたします。 

 

 

 先日、HPを見た方から、お問合せをいただきました。

お問合せの内容

「市に許可を得て設置・活動されていたにも関わらず撤去の通達がきた具体的な理由はなんなのでしょうか?」

 

 一先ずのご報告で、申し訳ありません。このお問合せに対する、送信文は下記の通りです。

 

市に許可を得て設置・活動していたにも関わらず、

撤去の通達が来た具体的な理由ですが・・・


具体的な理由は、猫小屋のある場所が総合公園事業によって平成30年度から工事着工するためです。

小屋の撤収をして現業回復することを求められています。


実は、請願書にも明記すべきか悩んだ事柄があります。

もともと、土地の使用許可をもらうときに、将来 開発する予定があるので

その時までの許可です、と言われていたことです。


また、賃貸料を払いたいとお願いしたところ、それは困りますと担当者から断られたと聞いています。

賃貸料を払うと、賃貸権のようなものが生じるから、困ると。

(言葉は少し違うかもしれませんが、ニュアンスはこのような感じです。)


ですが、交渉した本人は「開発するといっても、ずっと先の話に違いない。」

と思っていたようです。


また、3名の市議には、撤収する書類に押印してしまっているから、請願を出してもムリと言われています。


これも、押印した本人曰く「押すしかなかった。押しても何とかなると思った。」とのこと。


市からの許可条件と注意事項を私も読みましたが……

読んだ感想は、立ち退かないといけなさそうだ、というのが正直なところです。


この件を、今回の請願の紹介議員になってくれる方に相談したところ、

「そうは言っても、ほぼ自動で1年更新だったんでしょ、、、」

と言ってもらえて、安堵していました。


ただ、このことを市議会に知らせずに、市の担当者から発言されると請願書そのものが

不信がられることになるので、委員会に出席して、直接 私が口頭でお伝えするつもりでした。


説明は以上です。


ご署名をいただく皆さまには、前もって知らせるつもりが…忙しさのあまり、失念していました。

 

今回いただいたお問合せのおかげで、思い出すことができました。

ありがとうございます。


また、お手を煩わせることになりましたこと、お詫びいたします。

申し訳ございません。

 


最後に。

私は署名がたくさん集まれば市議も味方になってくれる、と信じて活動しています。

実際に、兵庫県伊丹市で住民数の1割の署名を集めたら(近隣の都市の署名も含む)、市の態度が激変したそうです。

 

また、土地の許可をいただくときに開発時には立ち退く約束をしていた件は・・・

なんでも市の言う通りに約束しないと、土地の許可ももらえない弱い立場なので、仕方がなかったようです。。。

 

震災前は猫も人もいない土地で、仮設住宅ができてから猫が増えだしました。

その後、公園の開発が予定される前から猫は既にたくさんいて、

猫がたくさんいることを知りながら、見てみぬ振りをしているのが西宮市行政の現在の姿です。

 


どうか、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。